負債1億円未満の小規模倒産は3016件~新型コロナ関連倒産5077件~
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2023.02.06
事業再生
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負債1億円未満の小規模倒産は3016件~新型コロナ関連倒産5077件~
2月3日は新たに9件の新型コロナウイルス関連倒産(法的整理または事業停止〈銀行取引停止処分は対象外〉、負債1000万円未満および個人事業者を含む)が確認された。その結果、同日16時現在の新型コロナウイルス関連倒産は全国で累計5077件(法的整理4710件、事業停止367件)となった。負債1億円未満の小規模倒産が3016件(構成比59.4%)を占める一方、負債100 億円以上の大型倒産は8件(同0.2%)にとどまっている。
【発生時期別】年別では、2020年が836件、2021年が1744件、2022年が2322件、2023年が175件。月別では2022年9月(233件)が最多で、今年1月の倒産は170件、2月の倒産は5件確認されている。
業種別件数上位
【業種別】居酒屋を中心とする「飲食店」(737件)が最も多く、「建設・工事業」(634件)、「食品卸」(261件)、「食品小売」(209件)が続く。製造・卸・小売を合計した件数は、食品が607件、アパレルが351件となっているほか、ホテル・旅館、旅行業、観光バス、土産物店などの観光関連事業者の倒産は336件。
(東京商工リサーチより)
今後、倒産件数は増加傾向になると思いますが、ゼロゼロ融資の返済が出来なくなった企業の借り換え(期間10年、据え置き5年)で銀行及び保証協会がどこまで対応するかにより倒産件数の増減が変わるでしょう。私の現場での肌感覚は地域差があるような気がします。