悪質ファクタリングにご注意を
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2025.11.04
事業再生
テーマ:
悪質ファクタリングにご注意を
~早めの経営判断が会社を救う~
最近、資金繰りに悩む中小企業の間で「ファクタリング」を利用するケースが急増しています。
しかしその一方で、悪質なファクタリング会社による被害が後を絶ちません。
■ 手数料10~15%以上という高コストの実態
現実的には闇金と同じ。
本来、ファクタリングは「売掛金を早期に現金化する」ための健全な金融手段です。
ところが実際には、手数料(1ヶ月)が10%~15%以上と高額な上、
さらに「譲渡担保の登記」まで求めるような業者も存在します。違法行為になると言われてます。
これでは資金繰りの改善どころか、新たな債務リスクを背負うことになります。
しかも遅延するとすぐに顧客に差し押さえ又は詐欺だのと脅している会社も多々あるようです。
債権を売った側は仕方いとはいえ身動きが取れません。違う業界の人たちと同様です。
■ ファクタリング会社が“再生コンサル”を紹介?
中には、資金提供をきっかけに「事業の再生コンサルタント」を紹介し、
そのまま資金管理や口座入出金まで握るケースも多く見受けられます。これも違法行為と言われてます。
銀行口座を譲渡したのと同じです。
もはや本来のファクタリング業務を逸脱した行為であり、
企業を脅かす危険性すらあります。
当社にもファクタリング会社の営業が来ましたが、すぐに断りました。呆れました。
■ 追い詰められる中小零細企業の現実
多くの経営者が「仕方なく」その手に頼ってしまうのが現実です。
銀行やノンバンク融資が厳しく、取引先の支払いも遅れ、税金や社会保険の遅延もあれば
目の前の資金ショートや差押えを防ぐために、
高コストなファクタリングに踏み切ってしまう誰もが陥りかねない状況です。
■ 早めの経営判断こそ、最大の防御
当社はこうした「行き詰まりの一歩手前」で
ご相談をいただくことを強くお勧めしています。
資金繰りの見直し、金融機関との再調整、事業会社からの資金調達・私募債等
そして根本的な事業改善を早期に行うことで、
生き残る道を模索していきます。ファクタリングを選択して生き残った会社は皆無です。
追い詰められて亡くなった方もいました。ひどい詰め方をしていました。
■ 最後に
「もう少し早く相談していれば・・・」とよく言われますが
ご縁なので仕方ありません。お会いしたところからのスタートです。
経営者が苦しい判断を下す前に、ぜひ一度ご相談ください。
冷静な経営判断は中々できないとは思います。まずは相談してください。